米国大統領はどうやらまずいことになりそうだ。
まあ、政治家が公約を守ろうとすることは当然である。
壁を作るといったから作る。TPPはやめるといったからやめる。
本当に言ったことを全部やるのであれば、そのせいで国がつぶれてもやるのかどうかである。
もちろん、彼はそう主張して大統領になった。だからそれをしないことは背任行為といえばそうなる。
その結果、国と世界がどうなるのかを考えなければならない。
国内の雇用を増やし、国内で物を作る。これはできるだろう。
さて、国民は国産の製品を買うのか・・・である。
割高でもそこにしかないよさがあればまだ金をかける価値はあるかもしれない。
本当にそうしたものを作れるのだろうか。それだって、いつも買い続けてくれるのだろうか。
金銭的に厳しくなれば、贅沢はできないのである。
売れなければ、つぶれるのが会社である。
まだ、トランプ政権下のアメリカ製品が世に出回る事態になっていないから、と筆者は考える。
今後も高値をつけていくとは思えない。雇用を創出しても、その会社が利益を出していけなければ、雇用された人間の給与は保障されない。
政治的注文で確保された雇用である。雇用された側に真に消費者の利益を創出したいと思っている気持ちはあるだろうか。
経済原則は、政治的な横槍が入っても、大きな意味ではひとつの地政学的リスクにやがてなってしまう。
アメリカ人がアメリカ人であることにメリットを感じているだろうか。
今は株価も上がっているが到底実力値には思えないので、しばらくは眺めておこうと思う。
本当にいい投資先を見つけるための時間として有効に使うことにしようと思う。
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米国に新しい大統領が誕生した。スタートからまれにみる不人気大統領である。
日本の株価に影響があるようなことをどれだけしてくれるのだろうか。お手並み拝見である。
さて、日本の株は米国の株が上がると上がる傾向にある。米国の企業が米国人を雇わなくなったのは、米国人が高い給料を要求したからである。
もう製造業は自国民に収益を分配する役割はとっくに終わってしまったと筆者は考えている。
ゆえに労働者階級が先進国の資本主義社会でどう生きていくかは、難しい局面に来ている。
保護主義、ナショナリズムに戻ろうとするのもわかるが、前と同じところには行けないのである。
ものすごい大局的見地から言えば、この星が一つの国になって社会主義国家になることが、もっとも簡単な答えのひとつなのだが、それは実現しないだろう。
労働者階級で生きることは、契約によって給与を保証されている生き方であり楽なのである。しかし、それでは本当の意味で資本主義社会を生きていない。
保証がないところで、パイを奪い合うのが資本主義社会の本質だと筆者は考えている。
リスクを取らないとベネフィットも大きくならない。実際問題、この世界で生きることは精神的にきついものである。
でも、ここがチャンスが誰にでもある所以である。
負けてもいいという考え方ではだめだ。もっと大きな資本家は自分の小遣いどころか、他人(労働者)の生活まで背負って戦っているのである。
よくドラマとかで見るサラリーマンが会社とか上司の悪口で溜飲を下げる場面を見るが、そんなことを言われるとしても、やはり面白いのは資本家のほうだと思う。
今年もいくらぐらい勝ちたいなあ等と、取らぬ狸の皮算用をしている自分はおめでたいかもしれないが、結構楽しい時間なのである。
毎日、決めた銘柄の株価のチェックは当たり前のように続けている。概ね5分程度である。
毎日、値下がり株をチェックしている。これも1,2分で終わる。
ただこれだけのことが結局は自分の後ろ盾である。
チャートを見れば良いことだと思う人はそれでいいことだと思うが、私はこれを続けている。
これが不利な状況で舞い上がらずに冷静な判断力を生む「胆力」の元になっていると考えている。
もちろん一番鍛えられるのは、株を持っている時間である。
見続けているからちょっとしたことに気付ける。故に信じる力になる。
孤独な闘い故に、昨日までの自分が積み上げたものが自分を支えることを忘れずにし続けることにする。
ここは戦場である。名も知らない、顔も知らない人々が金を奪い合っているのである。
お互いに研鑽を積み、ここに集い戦うのである。
勝利におごることなく、冷静にアイデアを練り、投資理論を磨きながら戦っていくのである。
「ウリ」、「カイ」、「マチ」そのすべてが戦いの一局面なのである。
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