我慢のときは続いているが、アメリカの経済はそろそろトランプ政策に慣れてきた感じを受ける。
彼とてできないことはできないのである。
もちろん大統領令は出せるが、拒否権はあるが、強制実施権がないので、やると言っただけでできるわけではない。
すべての人が味方でもない。状況が悪くなれば孤立することさえあり得るのである。
とはいえ、公約に掲げた以上、やらなければ投票してくれた人に対する裏切りになってしまう。
このあたりの感覚は日本人は持っていないかもしれないが、ワールドスタンダードはこうである。
よって、期待通りにすべてが動かなくなれば、いろいろなことが噴出していくのは見えている。
それが日本の経済にも影響するだろう。
アメリカが保護主義である以上、日本と共に良くなるシナリオは難しい。
韓国も揺れ動いている。
中国は韓国自体はどうでもよいのが透けて見えるし、このままいけば韓国に中国寄りの政権が誕生するだろう。
その結果、韓国はもう米国の同盟国ではなくなる可能性が高い。
さて、在韓米軍はどうなるのだろうか。
こうなると、アジアを取り巻く情勢も穏やかではなくなる。
当の中国も経済的にはよろしくない。
混沌とする世界の中でどんな明日を思い描くのか、難しいがまだ逃げ出す状況ではないと見ている。
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さて、まだ第一戦の結果は出ていない。ひたすら我慢の展開である。
思えば、アメリカ経済はもっと混乱するかと思ったが、意外に普通になっている。
トランプ大統領は何をしているかといえば、選挙で掲げた公約を次々と実施しているのであり、それができなかったとして彼自身はやったわけである。
故に、思ったほど荒れるようなこともなく展開は続いている。
日本は米国の敵にはされていないが、局面によっては企業単位で標的にされるかもしれない。
東芝のWH問題も、株を売るといっても買い手がなければ成立しないし、破産を簡単にはできない事情もありそうな気配である。
通常の経営判断では儲けの主軸を売り払って、超赤字資産を守るなど考えられない。
世の中は普通でないことに満ちている。故に相場は変動していくのである。
わかっているならだれも苦労はないし、相場は安定し業績だけがすべてを決めることになる。
しかしそうはならない。理由もわからないが、なぜか波打つのである。
単に船があれば海に出られるという話ではない。
目的を達成するには、やりようがあるはずなのである。読めないはずの相場の中で、どんなやりようがあるのか、それは永遠の課題である。
まあ、ポジションを持ってしまったらある意味簡単である。
上がったり、下がったりしたら・・・投資理論に基づいて売買するだけである。
そこに感情は不要なのだが、実際にお金が儲かるか、損するかの状況の中で冷静さを保つのは大変である。
アメリカ、韓国、中国、すべて読めない状況になってきている。
だからといって、やらずに静観を決め込んでいたら、何も進まないし何も得られない。
得た知識や、得た経験を使ってお金を稼いでいくために戦っているのである。
ここは戦場である以上、戦わないのが一番安全だと知っていても戦う道を選んだものの矜持がある。
勝つべきに勝ち、負けるべきは凌いで、何とか戦い続けるしかない。
やめる自由はいつでもある。
怖いのは怖い。でもただ怖いからでやめるつもりはない。
読めないからこそ、胆力が必要なのである。
さて、最初の投資はまだ売っていないので結果は出ていない。現時点は評価損である。
しかし、少し時間を掛けるつもりなので、あまり悲観的に考えてはいない。
これも投資理論に従ってのことである。
後は状況に一喜一憂せず、きちんと結果を出す胆力が自分にあるかどうかである。
状況に負けて損失を出していくのは愚かであるが、人はそれほど強くない。
数少ない勝ち続ける人は、多くの人がそうする所で、決して流されないのだろう。同じ結論でも結果多くの人と同じ行動だったとしても何かは違うはずである。また多くの人の行動に逆らって逆に動けるのも胆力の賜物であろう。
投資理論の評価に人の感情はいらないのである。
でも人の弱さが、結果をあいまいにしてしまうのも事実である。
強くありたい。
切なる願いである!
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