よく、「儲かります!」という話がネット上に氾濫している。
一歩引いて考えると、本当に儲かるとして、それを他人に話す事のメリットはなんだろうか。
信用できる/できないの判断要素の一つは利害関係の一致である。
その人が、儲かることと、こちらが儲かることの利害が一致しなければおかしい。
普通に考えれば、全員が儲かる話は存在しない。同じことをするのであれば、一つのパイを奪い合うわけで、自らの儲けを減らしてまで他人に儲けさせる必要性はない。
では何故、そんな話は後を絶たないのか・・・。
投資に身をわずかながら置く立場としては、儲かると言うことは誰かに損失を背負ってもらわない限り、儲からない。
つまり、損してくれる人を募集しているのが、投資市場という場所である。
投資市場は一部の儲かる人と、多くの損をする人で成立している。
市場は常にカモを探している。
まあ、そういうことであろう。
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株価の動きは思い通りにはならない。
しかし、信じた以上、ある程度待つのは織り込み済みである。
その間に、投資信託を始めて1年がたった。
マイナスだった時期を脱し、プラスに転じていた。
積立型の投資は下がった時に多く買えるので、資産形成には向いている。
ある程度以上の上下動を繰り返すことが見えているなら、積立型の投資は有効である。
下がり続けるなら、どんな投資も駄目である。投資しないほうがいい。
そして上がり続けるようなものはこの世には存在しない。
何を選び、どのタイミングでポジションを持つのか。投資とはほとんどがそれである。
このタイミングの影響を平滑化してくれるのが積立型の投資である。
硬軟使い分けて資産形成の戦いは、続いていくのである。
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