・まだ下がるような
世界的に見ての政情不安、コロナ下の状況推移は、どう考えても現状を悪くする要素しか見当たりません。
株価が1年後の予測値だとすれば、1年では解決しない問題を社会は抱えているということになるでしょうか。
・反発はあるが全体は徐々に下がっていく
現在は、じりじりと上下動はありつつ下がっている感じに見えます。
おそらく全体の流れとしてはそれは動かしがたい事実に思えます。
駄目であることは状況の一つですので、それ自体に問題はありません。
・コロナと地政学的リスク
全体のテーマとしては、この2つが今は大きいように見えますが実際には違うかもしれません。
見込んでおくには、不確定要素が多すぎて、先行きをこうだと決めるのは困難でしょう。
とはいえ最悪値はというと、想定内になるような気がします。結局、被害は想定できてしまうし、それを超えるとは思えません。
新たな悪条件の浮上は歓迎できないのですが、今は、底を打つのを待つしかないということでしょうか。
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・予想を超える展開
コロナの影響で、株価がこんなに下がるとは思えなかったのですが、現実にはきれいに下がっています。
ここから考えると、株価のほうではなくコロナの影響について、市場は楽観視しすぎていたと考えるほかありません。
・そう考えると
では、現状の株価が1年後の期待値理論だとすれば、世界はまだ落ちていく過程にあるということになります。
市場の読みが楽観から適正または悲観になるならば、現状に影響されて株価が下がっていくとは思えません。
・ワクチンでもダメと考えるのは早い
ワクチンをどう考えるかですが、今のワクチンは感染当初のウイルスの型をモデルにしています。だから変異型に対して十分な効果が発揮できません。そこまではわかりますが、変異は感染者の中で起きるので、感染者が減っていけば変異も減るということになります。
ワクチン接種者は明らかに未接種者より感染は少ないと思えるので、変異株に対応するワクチン開発を数回回せば、何とかなるのではないかと思っています。
数年単位ですが、どこかでその線は超えるとは思っています。早く来てほしいとは思いますが。
・どう動くか
すでに持っているなら、損きりするか、維持するか、ナンピンするかです。
この株価を自分がどう見ているかで動きは変わります。
もっともっと下がる前兆で、今の下げがあるなら、損きりは正解です。
今の資金を別の上昇銘柄に投ずるのであれば、損きりしてもいいと思います。
・結局は常に3択
できることはウリ、カイ、マチのどれかです。
損きりするならウリ。ナンピンするならカイ。反転を信じて待つならマチです。
流されている人でも、結局は選んでいることに他なりません。
どんな状況でも、何を考えても、そんな人でもそこに関して同じです。
個人的に、ポジションがあるかないかに関わらず、買いだなと思うのであれば、損きりの必要はないということですね。
・未来を選ぶということ
行動としては前述の3つの行動しかないのですが、そのどれだとしても、その時人は未来を選んでいるのです。正しいかどうかではないです。正しいと思えるかが大事です。
間違ったとしても、理由を考えて改善できれば、次には勝てるかもしれません。
間違うことを恐れて何もしないのでは、投資で利益は得られません。
勇気と明確な意思を持って、未来を選んで生きていく。それが投資家だと思っています。
・織り込み済みでない脅威があるのか?
まず、現状に関して言えば予測されることが予測したとおりに起きているにもかかわらず、株価にそれが織り込まれていなかったことに驚いています。
楽観する人がそれだけ多く、株価の形成の上でそれなり大きな影響力をもっているということでしょうか。
・ファンダメンタル的なダメージはあるのか?
もちろんあります。が、予想以上あのでしょうか?
飲食業界等の零細企業のダメージは大きいのですが、一部上場企業などの株価は現状は織り込み済みで、大きな下落を招くほどの要素はないのではないかとみています。
なにより、想定できる被害であるなら、恒久的なダメージにはなりがたいと思うのです。
そこからすると、天井知らずに下がるのはちょっとあり得ないように思えます。単一の企業にその可能性があるのは否めませんが、全体としてある程度低下するイメージは変わりません。
・株価はまた上がるが、景気の回復とは別物
株価を押し下げるのは、少しの材料で楽観して投資している人の、マイナスへの反応の高さという気がしているので、感染者がもっと増えてもそこまでは変わらないと考えています。
もちろん、過剰反応的に下がる局面はあると思いますが、大きく下がり続けるとは思えない感じです。株価的はどこかで反転して上がるという事実は(多分)明白なのですが、景気が回復するというのは別物です。そういったシビアな目で相場を見ることが必要なのだと思っています。
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