・単にデータ上とも言えますが
日本はかなり安い国になっています。賃金も安いし、国際購買力もありません。日本経済を支えているのは安い賃金で働いている人々です。この状態は異常といえますが、日常がそんな風になってしまうのは変化するべくして変化してきたからでしょう。
・自国で働くより日本の賃金のほうが安い
かなり、この状況になっています。いま、この国の経済を支えているのは、安い賃金で働いている人々ですが、外国から来た人はそろそろ日本で働いても金にならないという状況になりつつあります。では誰が働くのでしょうか。まあ、日本人が働くしかありません。
・ワーキングプアから抜け出せない
結局、このサイクルにはまっているので、安い賃金で働く人材が確保できなくなれば、つぶれる会社も増えるでしょうし、行きつくところが非常に心もとない方向になります。これを打開するには日本人が外貨獲得を目指すことが必要です。
安い賃金しか提示できない会社にしがみついても生活は楽にならない。どうやって這い上がるか、そこに人の知恵が必要です。
人だけが働くのでは十分ではないそんな気がしています。
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・地政学的リスクの影響
地政学的リスクというか、ウクライナ問題の攻撃力が高く、円安は加速装置付きで加速しているし、株も総じてみれば下がり傾向となります。
まあ、日本という国は諸外国の影響を受けやすいのもありますが、厳しいですね。
・日本の構造的問題の影響
地政学的リスクを抜きにしても、日本という国は製造業を見捨ててしまったという言い方は適切ではないですが、製造して輸出して、外貨を獲得して、製造業に従事する人に配分して、その人たちがお金を使って国内にお金を循環というプロセスをあきらめてしまいましたので、現状安い賃金で働いてくれる人がいないと成立しないほど経済が弱い国になってしまいました。だから、地政学的リスクはきっかけにすぎませんと個人的には思っています。
・それでも株価は上下動する
しかし、株価というものは固定されてはいませんので、かならず上下動します。ゆえに稼ぐことが可能になります。
問題は、これは国内で人の間でお金が動いているだけで、外貨の獲得はできません。損する人からお金をもらって生きていくことはできますが、できれば海外からお金をもらってきたいものですね。日本を豊かにするために投資家もまた頑張るということも一つの目標です。
・ウクライナで起きている問題は
どうみても戦争ですが、第3次世界大戦にしたくないという背景で、全面的武力衝突を避けようという動きゆえ、経済戦争を仕掛けているともとれるわけです。
その結果、世界中に歪みが出ているように見えます。
・では日本はどうなるか
かつて加工貿易という枠組みで、世界中からお金を集めていたこの国も、今や製造業による外貨獲得はかつての見る影もない感じでしょうか。
この状況で、外貨を獲得もできず、世界から必要なものを買う購買力にも欠けてしまったというのがざっくりとした印象ですから、この状況に効果的な対策を立てるのは厳しいと思います。
・投資家はどうするべき
まあ、国内より海外に目を向けるのが正しいでしょうか。ダメージによる落ち込みは同じ、回復力は経済の体力次第なので、体力ない国が回復するのは、回復した国が、それ以外の国に外貨を落としてくれるようにならないと成立しません。
よって、今は雌伏の時としか言いようがないと感じています。
ただ、どんな状況でも虎視眈々と狙う目は持っていないとならないとは思っています。
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