・世界の動きに影響を受けないわけがない
円が安いということは自国通貨が国際的に弱いということで、諸外国で何かが起きれば、弱い国はあおりを受ける傾向が強くなります。
国境を接する周辺国すべてと国境問題を抱える日本は経済力で、対外的な立場を維持してきましたが、今後はそれも難しくなりそうな気配を感じています。
・円相場は世界から見た日本円の価値
円が安いのは、日本が貿易収支で赤字になっている状況から鑑みてもまずい状況です。輸出大国だったころの日本であれば、円が安いのは、輸出製品のコスパが向上し、国際競争力が高くなるということで、外貨をどんどん日本にもたらしてくれました。
その構図はもう今の日本にはないので、外国製の何かを買うのに多くの日本円が必要になり、円の流出が起きているので、どんどん貧しくなります。
・この国で生きるということ
この国は貧しくなる道を歩んでいると考えています。望んでいるかどうかはわかりませんが、状況的に見てそう見えます。
打開するには多くの外貨を日本が手に入れる必要があります。
今のところ観光で日本にやってきた外国人が落としてくれる外貨頼みすら、コロナ禍で失われており、厳しさもますばかりとなっています。
そうであることを自覚して、どうするかを決める。それだけのことですが、大事なことなのではないかと個人的には思っています。
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・情報には限りがある
戦争が起きている事実は認識していますが、報道で伝えられている内容は、事実ではあるかもしれないけど、それだけですべてを理解した気になってはいけないのだろうなあと思います。
もちろん自分の意識として肩入れしたくなるサイドがあるのも事実ですが、当事国双方に起きているすべてを知ることはできません。
・良いか悪いか
戦争行為そのものには反対であることは確かですが、だからと言って何かできることがあるわけではありません。
何をもって終わりとなるのか見えないので、他の国の受ける影響もどの程度になるのか、楽観を許さないものがあると思います。良ければどうなっても良いわけではなく、悪いから何をしてもいいわけでもないので、理性的に物事を見ていくことは必要です。
・それでも生きていくために
翻ってこの国は海上とはいえ国境を隣接するすべての国と、国際問題を抱えています。昔と違って外貨の獲得に関しては能力が落ちているため、孤立する危機を抱えながらやっていくしかありません。政治力に関してどう評価していいのかもわかりませんし、他国の戦争どころか、国内の動きすらちゃんと見ていない面があります。
とはいえ能力には限りがあるので、取捨選択して情報を取らねばなりません。この時代電波に乗った放送によって与えられていた情報以外に情報を得る手段があるのですから、自分で選ばねばなりません。それがこの時代の各人の責任なのかもしれませんね。
・想定通りでない時
相場の動きなど、自分の想定通りに動かないことが多々あります。
では、その時にどうするかという話ですが、もちろんこれにも正解などありません。
しかし、その状況にあるというケースは相応の確率で遭遇するのです。
・動くと動かないの二択
冷静に考えれば、あきらめてポジションを解消するか、維持するかのどちらかしかない訳です。
一方的にどちらか正解ということはないと思います。
状況に応じて正解と呼べる答えの範囲は変わると、考えています。
・損切だけが道ではない
損切というのは、考え方としてあるのは当然で、自分も損切したこともあります。
問題は切るというのは手段であって、目的ではないということです。損切りするというのは勝つための手段の一つであって、切っただけでは損失を抱えることになるわけです。そうなると、次に勝てるという算段が立たないまま損切りを繰り返すの、証券会社の稼ぎに貢献しているだけにすぎません。
今と未来の双方を見据えて、今の動きを決めることが肝要だと自分は考えています。
・ものすごい円安の勢い
端的に言えば、日本円の価値が世界的に見て下がっている訳です。輸入製品は1割近い為替変動で従来価格の維持を困難にしており、日本人の賃金は上がることなく、いよいよ追い詰められてきている感じがします。
・外貨が獲得できない
日本に来れば豪遊できそうな外国人も、コロナ禍の中では日本に来ないし、製造業の多くは海外生産にシフトしてしまっているし、日本に海外からお金が流れ込んでくる図式は昔のようにいかなくなってしまいました。
ゆえに海外で富が生産される様を眺めているだけになってしまっている感じがします。
・老後は安泰なわけがない
残念ながら、この先の日本は厳しくなる条件ばかりが目立ってきています。
人口が減れば、土地の価格も上がらなくなるし、そうなると担保能力が下がってしまい、購買力も低下してしまいます。さらに海外に比べて安い国となった日本はこの先苦労するのは当たり前に思えます。
一人一人が世界と向き合う時が来たのかもしれませんね。
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