・配当金生活をするには
例えば、リターンが3%あって、100万円の投資をしていれば、年間3万円の収入が見込めます。これを10倍の規模で行うと、30万円。100倍の規模で行うと300万円の収入が見込めるわけです。
・どんな金融商品であっても
残念ながら、現行ではそのような金利を見込める金融商品は見当たらず、日本株でもそんなに多くの配当金を出している会社は多くありません。その上、その配当を永続的に出してくれるわけではないのです。
ゆえに、渡り歩くような真似をして何とか配当金を多く集めるようなやり方が必要になります。
・配当が安定しているのは
残念ながら日本株でなく、米国株の方が配当金に関しては有利なようですね。米国株を買って配当金を得て、日本国内で消費すると、日本の外貨獲得になり、日本経済を有利にする効果が見込めるので、みんながやると日本の経済が上向くかもしれませんし、円安の状況では、ドル建ての配当金の破壊力というか、購買力がさらに上がるので良いかもしれませんね。
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・NYの食費事情から考えて
明らかに世界的に見て日本人の生活の中の食費は安い。今、物価が上がり始めていますが、おそらく適正な価格ははるかに上なのかもしれないと感じています。米国の量的緩和はこれくらいのインパクトがあったという事実から、何か不自然さを感じます。
・日本の量的緩和の量はどこへ行った
そうなのです。量的緩和を日本だけが続ければ、インフレになるはずなのです。もちろんステルス値上げなどは横行していましたが、日本人の収入にその量は多く回ってきていた印象は強くはありません。
そう、日本の企業は、その増えた量をどこに使ったのでしょうか。
・企業の内部保留と、個人の貯金
流通としてのお金が増えないことで、経済への刺激は減り、収益の増加は望めず、やがて、量的緩和のつけが回って、円は安くなりました。それでも賃金を上げたら会社が持たないという経営者を守ってきたのが日本とも言えるのかもしれません。
さて、こうなると労働者で生きていく人の行きつく先は危険なところになりそうですね。
やはり、経営者としての視点で生きていく道を探さないとならないのかもしれませんね。
・物価が上がる
これがインフレなら、収入も増えていくので悪くないです。しかし現状はそうではない。国際競争力を失っている日本の価値は世界から見てダダ下がりと言えるのかもしれません。
物価が上がるのは世界中の買い付けの根付で他の国に負けているから、高く買うしか道がなくなってきた結果ともいえるでしょう。
・安く仕入れて高く売るの構図は
現状、高く仕入れてより高く売ることになります。まあ、NYの食事の費用なんか、日本で食事をすることを思えば、信じられないくらい高いので、外国人が日本に来たら豪遊できる感覚は当然でしょうか。
日本の産業は、合理化で値上げをしないというラインで生きてきたので、余裕がなく、余裕を持つことなく価格に転嫁しているので、労働者の収入に返ってこないように見えます。
・どう生きる
日本企業は、これ以上従業員に利益を配分してはくれないと思います。それは、中小企業が給料を上げたら会社が持たないという理屈に国が支援する構図を持ってきたから、人を安く使うことでしか生き残れなかった会社がいっぱいあるということでしょう。
世界的にみてより厳しい経営を要求されてこなかったともいえるし、労働者が富める構図は作られなかったとも言えます。
何はなくとも過去の結果が今である以上、その条件を背負って戦い抜く他ありません。どう生きるか、自分たちは試されているのだと思います。
・日本でも
日本でも政治家が演説中に撃たれて死亡するような出来事が起きてしまいました。それをしたからと言って国や生活がよくなる訳ではないでしょうが、起きてしまった事実は覆りません。
故人のご冥福をお祈りいたしますが、これで何かが変わるのか改めて考えさせられます。
・何が変わるのか
生活の中の安全は完全に今までより低下すると考えられます。コロナウイルスとの共存のように、こうしたことのある日常を生きていくようになるのでしょうか。
こうなると、人は安全にお金をかけることが必要になるように思えます。収入は増えないですけど、そうなるでしょう。
・この世界を生き抜く
日本の会社は守られてきました。故に世界を相手取った競争に弱い。それが現状に結びついているといえるでしょう。戦いを生き抜いてきた世界の企業相手に戦うには、日本の企業は十分な戦力を持っているのでしょうか。もちろん生き残る会社も当然あるでしょう。しかし、ここから、本当の選別が始まるのではないか、そんな気がしています。
・度々登場するキーワード
老後に備えてというキーワードは先行きに対して暗い情報しかないから出てくるので、明るい未来が約束されていれば、そんなことは考えません。
いろいろな意味で日本という社会のシステムは限界に来ているように思えます。
語弊はあるかもしれませんが、社会主義型資本主義っぽいものが、限界に達したのだと個人的には考えてしまいます。
・人口増加と永続的な発展
日本には人口増加と永続的な発展がずっとあるという想定の下で、今は足りないから、または今は弱いからという想定で、守られながら進んできたように見えます。
ゆえに、守られてきたゆえに本当に世界で戦うとなると、それは厳しい戦いに身を投じることであり、何かを切り捨てて生き延びることになります。
日本では、国内での製造業により大量雇用を捨ててきたように思えます。
・国内で雇用されている限り
国際的に戦って、富を得ても海外生産にシフトした製造業は、その富を雇用した国内の労働者に還元する割合が圧倒的に減ってしまいます。
今後、日本人に向けた投資を考えても人口減でどんどん生産性が落ちていくので、向上していく見込みがないということになりそうだと考えています。
ここは外貨獲得の意識を日本人は持っていかないと先細る傾向から逃れるのは大変ということになりそうだと感じています。投資の割合を国内から海外へと増やしていくことが必要だと思っています。
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