どうやら、株価的には若干余裕を持てる状況になってはいる。
その状況で、周辺のリスクを整理しようと思う。
ものすごく大きなスパンで考えると、一番怖いのは中国の一路一帯政策とみている。
某国で中国企業の請け負った橋が完成前に落ちたり、新幹線の発注を取られた揚句、全然出来上らなかったりしているのを見て笑っていたのだが、これは実は危ない傾向である。
日本のODAは発展途上国の資金源である。これがいろいろな事業の資金源であり、日本企業が受注することで、ODAで出て行った金は日本に戻るサイクルが日本は機能していた。ところがここで中国が仕事を総取りで持って行くようになった。完成しなくてもお構いなしにである。ということが日本のODA資金は中国に流れ込んでいることを意味する。
完成しないで追加のお金が必要と言ってさらにせしめれば、さらに日本のお金は中国に落ちる。
請け負ってしまえば、金は入る。中国企業はそれで充分である。
対して日本は、金の流出が止まらないことになる。
これにより日本の外貨獲得はますます減っていくだろう。
このままでは、確実に日本は終わるのであるが、政府は無策に見える。
日本の企業は政府よりはるかにしたたかなので少しはましだろうけど、公共事業的なもので国を活性化するのはこの先期待はできない。
一方で短期的な問題では、近くの半島での戦争が起きるかの問題であるが、さすがにもう起きないと見ている。
もし北が核兵器保有国として残るなら、孤立した南は民族統合の名のもとに北の核の傘の下に入る選択をするかもしれない。
戦争が起きるケースがあるとすれば、誤爆だけである。
ミサイルが予定外の方向に飛び、米国サイドの何かに落ちて被害が出た時だけは話が変わる。
今のままだと、中国寄りの展開ではあるが、中国でも事態は制御できていない。核保有国になってしまえば、誰にも従属しないと思っているなら、米国ではなく中国と戦争を始めてもおかしくないが、その選択はしないと思われる。
結局、どこも手詰まりのまま、北だけが着々と軍備を整えていくのだろう。
ここまで来てわかったのは、共産主義が滅びることはない。破綻する必然がないからである。
いずれ革命がおきてと期待するのは間違っていると考えた方がいいだろう。
故に、価値観の考え方を変えていかねば投資家は務まらないとみている。
状況に合わせて、今の世の中を動かしているものは何かを見極め、利ざやを取らねばならない。
まあ、ここも戦場である。油断はできないのはあたりまえなのだ。
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